人見知りする赤ちゃんは感受性豊か 泣きながらも相手をしっかり観察

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人見知りの赤ちゃんには「よそ見」で接しよう

   人見知りをする赤ちゃんは、「見知らぬ相手に近づきたい、でも離れたい」という、相反する気持ちの葛藤の中で、相手を凝視しつつも相手に見られると目をそらす、逆に相手が目をそらすと相手をしっかり見るという、実に感受性に富んだ行動をしていた。単に怖がって逃げるだけではなかったのだ。

   研究チームの松田佳尚准教授は、育児雑誌「AERA with Baby」(2016年4月号)の「最新赤ちゃん研究特集」の中でこう語っている(要約抜粋)。

「赤ちゃんは、ママと1対1の関係から徐々に世界を広げ、他人に興味を持つようになります。同時に、生後6か月頃から『怖い』という感情が芽生えます。そのため、『他人に興味がある、でも怖い』という葛藤が生じ、ぐずったりします。人見知りが強いと、内気だとか、人が苦手と思いがちですが、人嫌いなのではなく、むしろ感受性が豊かな赤ちゃんだと言えます。人見知りの葛藤を乗り越えると、社会性や寛容性が身につけられるのです」

   人見知りの強い赤ちゃんと接する時は、「よそ見をしながら」が基本だ。脇に立ち、目を合わせないように声をかけるといいという。

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