SMAPのベストアルバム「SMAP 25 YEARS」の収録曲を選ぶファン投票が行われる中、インターネット上では「新曲」をリクエストしたとの報告が相次いでいる。
年内解散を発表しているSMAPは、現状、新曲のリリース予定はない。それでもファンらは「無理なことかもしれないけど」「最後のワガママが叶うなら...」と一縷の望みをかけているようだ。
特設サイトの「その他」に着目
アルバムはSMAPのCDデビュー25周年を記念したもので、ビクターエンタテインメントから2016年12月21日に発売される。
ファン投票で票数の多かった上位約50曲を3枚組CDに収録するといい、特設サイトでは10月4日までリクエストを受け付けている。対象となるのは、SMAPがこれまでにリリースした400曲以上にのぼる全楽曲だ。
ファンらは「みんなで作る」スタイルのベスト盤が出ることを喜びつつも、複雑な思いを抱えている。25周年であるにもかかわらず、新曲を出さないまま解散することに納得がいかないらしい。
そこで着目したのが「SMAP 25 YEARS」特設サイトにある「その他」の選択肢だった。本来は、リストにない曲やSMAP名義以外の曲、別アレンジバージョンなどの投票用に用意された記入欄なのだが、一部のファンらはここに「56枚目のシングル」「新曲」と書いて投票しているようだ。
ファン同士で投票呼びかけも
ツイッター上には
「無理なことかもしれないけど、その他欄があるからさ」
「密かな野望を込めて書いてみよう!」
「要望数が断トツならかなうかも!!」
「最後のワガママが叶うなら新曲が1曲入っていますように」
といったコメントとともに投票を報告する投稿がいくつも見られる。ファン同士の間でも呼びかけが行われ、じわじわと広がりつつある。
8月の解散発表以降、ファンらは「SMAPは終わらせない」を合言葉にネット上で連携し、さまざまなアクションを起こしている。
デビュー25周年当日の9月9日には複数紙の読者投稿欄にお祝いメッセージが多数掲載され、大きな話題になった。1月の解散・分裂騒動以来、購買運動が盛り上がっていたシングル「世界に一つだけの花」は、日本レコード協会により300万枚出荷作品に認定された。「新曲投票運動」は今後どのような広がりをみせるのか。