沖縄県うるま市内の世界遺産「勝連城跡」でローマ帝国時代などのコインが見つかったと、市教委が2016年9月26日に発表した。国内の遺跡から見つかったのは初めてだという。
それによると、コインは銅貨10枚で、うち4枚はローマ帝国時代の3~4世紀、もう1枚はオスマン帝国時代の1669~79年に鋳造されたとみられている。沖縄には、海上交易を通じて持ち込まれたのではないかという。調査は、エックス線検査などで行われ、ローマ文字やアラビア文字などが刻まれていることが分かった。勝連城は、12~13世紀に造られ、15世紀半ばに廃城となった。