米有力紙ニューヨーク・タイムズは2016年9月24日付の社説で、接戦といわれる次期米大統領選挙で、民主党候補のヒラリー・クリントン前国務長官を支持すると表明した。ヒラリー氏の「知性や経験」に基づくとしている。
一方の共和党候補のドナルド・トランプ氏については、「現代米国史において主要政党に推薦された最悪の候補」と表現。トランプ氏は「具体的な計画をなにも明らかにしていない」などとしている。
米大統領選は、両候補の世論調査での支持率が拮抗している。9月26日には、有権者の投票行動に大きな影響を与える両候補によるテレビ討論の第1回が予定されており、ニューヨーク・タイムズの社説は、その直前に掲載されたことになる。