プロ野球・元巨人選手らによる野球賭博事件で、警視庁組織犯罪対策4課は2016年9月24日、賭博の胴元だったとして指定暴力団・山口組系幹部ら3人を賭博開帳図利(とり)容疑で逮捕した。各メディアが報じた。一連の賭博事件で暴力団組員が逮捕されるのは初めて。
3人は、2014年に開催されたプロ野球の試合などを対象に賭博を開き、客から掛け金を集めて手数料を得ていた疑いが持たれている。元巨人選手(25)=賭博常習罪などで公判中=を相手に賭博をしたとされている飲食店従業員の男(38)=賭博開帳図利罪で公判中=より上位の胴元だったとみられている。警視庁は選手らが関与した賭博が暴力団の資金源になっていた可能性があるとみて、捜査を進める。