舘ひろし「素数に夢中」 「理系俳優」の素顔に「素敵」と話題

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   「あぶない刑事(デカ)」シリーズなどで知られる俳優の舘ひろしさん(66)が、NHK番組の中で「素数に夢中」と明かしたところ、ネットで「素敵」「ダンディ」と好意的な反響が寄せられている。

   舘さんが出演したのは、2016年9月22日放送のNHK「スタジオパークからこんにちは」。舘さんの意外な素顔を紹介するコーナーで、「たい焼き好き」に続く2項目として「素数に夢中」が取り上げられた。

  • 2、3、5、7、11…(画像はイメージ)
    2、3、5、7、11…(画像はイメージ)
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「ロマンがあるんですね」

   「学生時代から数学は好きだった」という舘さん。素数には「ロマンがあるんですね」と、クールな印象の舘さんにしては熱い語り口調でその魅力を語った。きっかけは、2007年に放送された、素数を扱ったNHKスペシャル「魔性の難問 リーマン予想・天才たちの闘い」を見たことだそうだ。

   素数とは、広辞苑(第6版、岩波書店)によると「1およびその数自身のほかに約数をもたない正の整数。1を除いた、2、3、5、7、11など。無限に存在する」。

   舘さんの話は、素数の問題とも格闘したノーベル経済学賞を受賞した数学者ジョン・ナッシュから、3次元、4次元、11次元の世界にまで及んだ。

   司会のひとりを務める女優の竹下景子さんらは、舘さんの話に

「えーはー」
「あーはー」

と、しきりに相槌を打っていたが、視聴者が投稿したツイッターには、

「舘ひろしが素数の美しさについて熱弁してて、相槌打つ司会者大変そう」
「インタビュアーらとの間の噛み合わなさが半端ない」

といった指摘も寄せられていた。NHK総合ではなく、Eテレ(教育テレビ)で舘さんの話を聞いた方が良かったのではないか、という声もあった。

   舘さんの素数好きエピソードをうけ、ツイッターでは、

「(素数も)たい焼きも愛するダンディな男」
「素敵」
「わたしの中の舘ひろし好感度が超アップ」

といった反応が相次いでいた。

「建築科に進学」した理系

   石原軍団の重鎮として知られる舘さんと素数とは、あまりに意外な組み合わせだと感じたのか、番組を見ずにツイッターで情報を知った人の中には、「素数が映った画面をバックに語る舘さん」のNHK画像を添付したツイッターは、(異なる画像を組み合わせる)「コラ」(コラージュ)ではないのか、疑問を呈する人もいたほどだ。

   舘さんは、放送翌日の9月23日付の朝日新聞朝刊「おやじのせなか」にも登場。記事の中で、医者である父親の影響で医学部を目指したが、浪人の末、「建築科に進学」したと、理系だったことを明かしている。

   24日からは、NHKドラマ「夏目漱石の妻」に出演し、漱石の妻の父親(貴族院書記官長)役を務める。

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