渡辺美奈代が19歳長男を「永遠の恋人」 超過保護が息子の人生ダメにする

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   元アイドルグループ・おニャン子クラブの渡辺美奈代さん(46)が、長男(19)への溺愛ぶりをテレビ番組で明かした。その過保護エピソードの数々に司会のSMAP・中居正広さんはあ然。サプライズで出演した長男本人からも「キツイ」と言われてしまった。

   何歳になっても親にとって子どもは子どもだが、子離れできず過干渉を続ける親を指して「ヘリコプターペアレント」という言葉がある。

  • 乳幼児のころは良いけれど…(写真はイメージ)
    乳幼児のころは良いけれど…(写真はイメージ)
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長男の行動を「常に大体把握している」

   美奈代さんは2016年9月20日放送の「中居正広のミになる図書館」(テレビ朝日系)に出演。大学生の長男・愛弥(まなや)君について、「どこで何をしているかは常に大体把握している」「大学に授業参観があったらいいのになと思う」「(長男が)よく行くアパレルショップに(美奈代さんが)1人で行き、洋服を買ってきてあげる」といった世話焼きぶりを次々に明かした。長男を「永遠の恋人」と表現し、長男の恋人が自宅を訪れて2人で部屋にいたら、美奈代さんは「ドアは開けっ放しにする。閉められたら開ける」。呼ばれなくても「お茶を持って行く」と、とにかく気になって仕方がないようだ。

   その後、愛弥君本人がモニター越しに登場したが、「黙って僕が行くところについて来るのもやめてほしい」と迷惑そうだ。「遊んでくると言っただけなのに、行く途中で母の車とすれ違い、追いかけられないようにコンビニに隠れたら、見つかって窓の向こうから手を振ってきた」「キツイです。ゲロキツです。解放してほしい」と困り果てている心境を話した。司会の中居さんは美奈代さんに「自分でヤバいの分かっています?」とたずねたが、美奈代さんは「なんで?なんで?」とあまり気に留めていない様子だ。

   常に子どもの観察を続ける親を、ヘリコプターのように子どもについて回る様子に例えて「ヘリコプターペアレント」と呼ぶことがある。日本ではあまり聞きなれない言葉だが、米国の子育てサイト「ペアレント」の記事によると、米国では辞書にも載るほど知られた言葉だという。

子どもを管理しすぎる「ヘリコプターペアレント」

   子育て心理学が専門で、育児相談室を開く佐藤めぐみ氏は、生活情報サイト「オールアバウト」2013年4月9日記事で、ヘリコプターペアレントの特徴として(1)子どものことに頭を突っ込み過ぎ(2)子どもの生活を管理し過ぎ(3)子どもの行動を守り過ぎ、の3点を挙げている。佐藤氏は

「いくら愛情あふれる温かい接し方をしていても、それで過保護による悪影響がなくなるわけではない」

とする。子どもに代わって決断したり、問題解決したりすると「子どもが自分の足で自分の人生を歩む力を奪ってしまう」可能性があるという。

   ネット上のQ&Aサイト「Yahoo!知恵袋」では、子どもたちが「ヘリコプターペアレント」の言葉を使いながら相談を持ちかけている。

「愛情たっぷりすぎる両親の前で真面目ないい子を演じるのは疲れました」
「学校以外では、母親か父親の目の届く範囲でしか行動させてもらえませんでした」
「大学で独り暮らしをしていた間も、毎日のように電話をかけなければ『なにかあったのかも』と捜索願を出す勢いでした」

   心理カウンセラーの岡本礼子氏は14年1月16日付の自身のブログで、「子供の自立を促すことは、自分の可愛い子供を守る為にも非常に重要です。年齢や経験に合わせて、口出ししたいところをぐっと抑えて見守る」のが大事だと助言している。

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