子どもを管理しすぎる「ヘリコプターペアレント」
子育て心理学が専門で、育児相談室を開く佐藤めぐみ氏は、生活情報サイト「オールアバウト」2013年4月9日記事で、ヘリコプターペアレントの特徴として(1)子どものことに頭を突っ込み過ぎ(2)子どもの生活を管理し過ぎ(3)子どもの行動を守り過ぎ、の3点を挙げている。佐藤氏は
「いくら愛情あふれる温かい接し方をしていても、それで過保護による悪影響がなくなるわけではない」
とする。子どもに代わって決断したり、問題解決したりすると「子どもが自分の足で自分の人生を歩む力を奪ってしまう」可能性があるという。
ネット上のQ&Aサイト「Yahoo!知恵袋」では、子どもたちが「ヘリコプターペアレント」の言葉を使いながら相談を持ちかけている。
「愛情たっぷりすぎる両親の前で真面目ないい子を演じるのは疲れました」
「学校以外では、母親か父親の目の届く範囲でしか行動させてもらえませんでした」
「大学で独り暮らしをしていた間も、毎日のように電話をかけなければ『なにかあったのかも』と捜索願を出す勢いでした」
心理カウンセラーの岡本礼子氏は14年1月16日付の自身のブログで、「子供の自立を促すことは、自分の可愛い子供を守る為にも非常に重要です。年齢や経験に合わせて、口出ししたいところをぐっと抑えて見守る」のが大事だと助言している。