全米一の人気セレブ猫も調査に協力
研究では、オンラインを通じて募集した猫動画好きの男女6795人を対象に、心理面への影響をアンケートで調べた。対象者の88.4%が女性で、うち猫好きは36%、猫も犬も両方好きという人が60%だった。全米で最も人気のあるスター猫「リルバブ」の飼い主マイク・ブラッドリー氏も調査に協力した。「リルバブ」はいつも舌を出しており、「永遠の子猫顔」が可愛らしいので、見たことのある人も多いだろう。ブラッドリー氏のアドバイスを受け、研究チームは猫動画が人々の心に与える効果について、次の項目に絞って対象者に尋ねた。
(1)猫動画を見る前と見た後では、エネルギー感や物事に取り組む意欲などのプラスの感情にどのような違いがあるか。
(2)同じく、見る前と見た後では、不安感やいらだち、悲しさなどのマイナスの感情にどのような違いがあるか。
(3)仕事中や勉強中であっても猫動画を見ることがよくあるか。
(4)その場合、猫動画を見ることによって得られる喜びなどのプラス面は、仕事や勉強を先延ばしにした罪悪感などのマイナス面を上回るかどうか。
(5)ネット上で有名な「セレブ猫」を知っているかどうか。また、猫動画をどうやって見つけて、楽しんでいるか――などだ。