「付箋の回収の仕方が絶妙」
同じ主張は、「masahito」さんも16年4月26日、自身のブログ「faint memory」で展開。「『伏線』が『付箋』になっていました」とし、「付箋を回収?あちこちにペタペタ貼り付けた付箋を一つひとつ剥がして回収するということではないようです」と指摘した。
このような使い方はどれくらいされているのだろうか。ツイッターで調べると、
「付箋の回収の仕方が絶妙ですよね」
「非公表だった付箋回収?最終回楽しみだな!」
「お話がすごく劇みたいな感じで、内容もまた付箋回収とかもすごい」
「来週最終回だけど1話で全部の付箋回収できるんだろうか」
「私の作品、付箋回収をするたびに付箋撒き散らすからどんどん拾わなきゃいけないことが増えていく...」
という投稿がいくつも見つかる。
「伏線 回収」をツイッター上で検索すると、直近10日間で連日250件ほど投稿されているが、「付箋 回収」も5~10件はヒットし、いずれも「伏線 回収」の意味でつかわれていた。同誤用の率は、まだ多くはないが、ツイッター以外での使用例もあり、「付箋の回収」という言葉が一部の人たちに浸透しているのは事実のようだ。
ねんざBさんはブログの最後で諭すようにこう述べている。
「間違って使っていた方は、この機会に正しい使い方を覚えておくと良さそうです」