地震の規模は「徐々に大きくなっている」
今回、黒部ダム近辺で再び地震活動が活発化した理由については「分からない」としたが、
「9月12日頃から発生数が急増していることや、地震の規模が徐々に大きくなっていることを踏まえ、解説資料を公表することにいたしました」
と話した。また、今回の地震活動の期間や規模がどこまで達するかについても、「こちらでは予測できない」としていた。
こうした地震活動をめぐり、ツイッターやネット掲示板には、
「なんか不気味」
「揺れも小さいとはいえ、ここまでの頻度で浅いとさすがに怖いわな」
「ちょっと嫌~な感じだね」
といった不安の声が広がっている。また、富山が歴史的に地震と縁遠い地域であることを踏まえ、「そろそろ、富山も危ないんかな...」「忘れた頃に突然くるんだろうな」と心配するネットユーザーも数多く出ていた。
そのほか、地震が発生し始めたのとほぼ同時期から、富山市議会で政務活動費の不正請求問題で辞職する議員が相次いでいることを引き合いに、
「議会が揺れてると思ったら地面も揺れてるんだね」
「市議会にお怒りなのか」
などと皮肉る声も一部では飛んでいた。
なお、政府の「地震調査研究推進本部」が公表している資料によれば、地震活動が活発化している黒部ダム周辺に近い「牛首断層帯」「跡津川断層帯」が大規模な地震を引き起こす可能性は、ともに今後300年以内では「ほぼ0%」だった。