藤子・F・不二雄ミュージアムを「聖地」として訪れる個人旅行者も
藤子・F・不二雄プロの伊藤善章社長によると、藤子・F・不二雄ミュージアム(川崎市多摩区)には団体旅行の中国人だけなく、2~3人という個人旅行のグループで訪れる中国人も増えているといい、
「『ドラえもんの聖地』を夢に描いて来ていただいているような感じだ」
と、「ドラえもん」人気の根強さを実感している様子だった。
「藤子先生も大変飛行機が大好きで、これを見たら、『真っ先に僕が乗りたい』とおっしゃるに違いない」
とも話していた。
9月21日に日本政府観光局(JNTO)が発表した16年1~8月累計の訪日外国人観光客は前年同期比24.7%増の1605万9500人。15年よりも2か月前倒しで「1500万人超え」を達成した。
そのうち中国からの観光客は、全体の約27.9%を占める448万4900万人。マレーシアの35.0%に次ぐ、34.0%という高い伸び率を記録している。
JALの植木義晴社長は
「今までに色々なデカール機(シールのようなものを貼り付けた特別仕様機)を作ってきていますが、その中でも一番の出来ではないか。やっぱり中国の中で、もう1歩、日本航空というものを認知してもらいたい。そのきっかけとしてドラえもんジェットでPRしたい」
と話していた。
「ドラえもんJET」は成田-上海(浦東)路線を中心に、9月22日から17年3月末まで就航予定。「ドラえもんJET」以外でも、中国路線の機内ではドラえもん仕様の紙コップでドリンクサービスが行われ、ポストカードも配られる。上海や北京でドラえもんにちなんだイベントやキャンペーンも行う。