初代・林家三平さんの次女でシンガーソングライターの泰葉さん(55)が2016年9月21日、都内で記者会見を開き、芸能活動を本格的に再開することを発表した。
5月には、2年にわたってうつ状態だったことをブログで明かしていた。会見では闘病中の苦しい日々を振り返りながら、自身を支えてくれた家族に感謝。「皆さまに助けられ、今日ここに泰葉、復調したことをご報告申し上げます!」と元気にあいさつした。
「死んでしまおうと思った」ことも
泰葉さんは07年11月に落語家・春風亭小朝さん(61)と離婚した直後から双極性障害になり、「約10年間にわたり、病と闘っていた」という。
「離婚という人生の転機は、とてもエネルギーが要った。直後からハイの症状が長く続き、その後にうつが来て、繰り返した。ここ2~3年は本当にひどいうつ状態だった」
闘病中は起きることも食べることもできず、「何もできない」日々が続いたという。最後には「自分を責め続けて、死んでしまおうと思った」こともあったそうだ。
そんな泰葉さんを支えたのは家族だった。落語家である弟の林家正蔵さん(53)と林家三平さん(45)については、「弟たちがいなかったら私はこんなに元気になれなかった」と語り、「家族には感謝しきれないくらい感謝している」と、手に持ったハンカチで何度も涙をぬぐった。
また、亡き父については「父が一番心配していると思う」とコメント。その上で「父がしてきたように、弟たちと力を合わせて日本を明るく元気にするよう頑張っていきたい」と目に涙を浮かべながらも前を向いた。