余った脂肪が体中あちこちに蓄積 筋力低下招き臓器の機能を妨げる

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医師も実践するカンタン脂肪減少法

   場違い脂肪は最後に溜まるが、運動などを行えば最初に落ちる脂肪でもある。では、どうやって落としたらよいのか。

   循環器中町クリニック(神奈川・小田原市)の原久美子院長は、「好きな曲を聞きながらフラダンス」を勧める。

   原院長は現在53歳で体重48キロだが、30代中頃までは61キロあった。自身もフラダンスで減量に成功した。

   インストラクターの資格を取得し、12年前からクリニックでフラダンス教室を開講。週3回、患者や地域の人を指導している。

   フラダンスは中腰の姿勢で踊るため、骨盤周りや太ももなど、大きな筋肉が鍛えられ、脂肪そのものを燃焼させ、代謝もアップさせる、ダブルの効果で場違い脂肪を減らす。動き方のポイントは、以下の4点だ。

(1) 両足をこぶし2個分ほど、平行に開く。
(2) 上体をまっすぐに保ったまま腰を落とす。お尻の穴がかかとの上に来るようなイメージで。
(3) 体重移動を意識しながら、左右に2ステップずつ動く。
(4) ステップしながら、左に動く時は左手を斜め上に上げ、右手を頭上で大きく回す。右に動く時は左右の手を変えて同様に行う。肩甲骨を動かすよう意識して行う。

   好きな音楽に合わせ、1曲分程度、毎日行うとよい。

   しんクリニック(東京・蒲田)の辛浩基院長は、体重の増加や高血圧に悩む患者に「ゆっくり四股(しこ)踏み」を勧めている。自身もこの方法で、3か月で5キロの減量に成功した。

辛院長「内蔵を支えている筋肉が絞られ、脂肪を燃焼させる作用がある」

   ただ四股を踏むだけでなく、なるべくゆっくり行うことで、太ももの大きな筋肉が鍛えられる。

   また、片足でバランスを取ると、普段使わない骨盤周りの筋肉が鍛えられ、代謝もアップする。

   1日左右10回ずつ、風呂上がりなど体が温まっている時に行うとより効果的だ。転倒に気を付けて、足は無理のない範囲で上げるようにしよう。

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