妻をその気にさせようと努力した日は妻も嬉しい
つまり、女性はセックスを望んでいるのに、男性は「その気がない」と思い込んで行動に出ないばかりか、自分の欲望と心理まで女性にすっかり見透かされているわけだ。
どうして男女間で、これほどのすれ違いが生まれるのだろうか。どうやら、第3のグループの日記につけ加えた「セックスを拒否されたくないという気持ちがどのくらいあったか」という質問にカギがあるようだ。研究リーダーのトロント大学のエイミー・ミューズ博士は、米ウォール・ストリート・ジャーナル紙の取材に対し、こう分析している。
「男性が女性の性欲を過小評価するのは、セックスを拒否されるのを避けたいと思う心理が働くからです。夫が要求を妻に拒否されると、夫は落ち込んだり、怒ったり、妻も不愉快な思いをしたりします。妻に性の関心がないと想定すれば、このマイナスの心理スパイラルを回避できます。(日記などで)男性が女性にその気にさせようと努力している日は、女性の満足度が高いのです」
独りよがりに陥っている夫の独り相撲を妻はしっかり見ているのだ。さあ、土俵に立ったあなた、怒涛のガブリ寄りを見せてやろうではないか。