両さんには有給休暇あげたのに... 「こち亀」秋本先生怒涛の新作4連発 

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   人気マンガ作品「こちら葛飾区亀有公園前派出所」(こち亀)の最終話を「週刊少年ジャンプ 42号」(2016年10月3日号)に掲載した、漫画家の秋本治さん。

   同誌に綴った「(同作の主人公・両津勘吉が)40年間休まず勤務したので、この辺で有給休暇を与え、休ませてあげようと思います」というメッセージは話題を呼んだ。一方、当の本人はすでに新しい4作品の連載を決めて―おり、そのパワフルさに読者から驚きの声が相次いでいる。

  • 「少しは休んで」の声もあるが…(写真は秋本治さん。2016年9月撮影)
    「少しは休んで」の声もあるが…(写真は秋本治さん。2016年9月撮影)
  • 「少しは休んで」の声もあるが…(写真は秋本治さん。2016年9月撮影)

「重版出来!」作者・松田奈緒子さん「想像以上のパワーだった」

   「こち亀」を40年にわたって連載し続けた秋本さんだが、創作意欲はまったく衰えていないらしい。

   「週刊少年ジャンプ」の最新号で「こち亀」の連載終了とともに、16年冬から「ジャンプ」系のマンガ誌に掲載予定の4作品が新たに発表された。

   女性のスパイが活躍するアクションコメディー「Mr.Clice」(ミスタークリス)は「ジャンプSQ」(月刊)に、京都で暮らす女子高生が主人公の青春作品「京都女学院物語-finder-」は「週刊ヤングジャンプ」に掲載される。

   また、女性のガンマンを描いた「BLACK TIGER」は「グランドジャンプ」(月2回発売)、ブラジル出身の美女が下町の銭湯を立て直す物語「いいゆだね!」は「ウルトラジャンプ」(月刊)に掲載される。

   そして17年には「週刊少年ジャンプ」にも、新作が登場するという。

   「週刊少年ジャンプ」の最新号で「こち亀」両さんに「有休」を勧めた秋本さんだが、自身は休む気配をまったく見せていない。

   そんな秋本さんのバイタリティに、ツイッターで

少しは休んでください」
「全然有休取る気無かった秋本先生」

と驚きの声が寄せられた。

   16年にドラマ化されたマンガ作品「重版出来!」の作者・松田奈緒子さんも18日、「怒涛の新作告知が想像以上のパワーだった」とツイッターに綴っている。

新作では「グラマラスな女性」が大活躍?

   一方で、新作についてファンからは、

「普通に面白そうで楽しみ」
「望んだ通りアクションものの新作も予告された」

と期待する声も出ている。

   4作はいずれも「こち亀」と異なり、女性が主人公。「こち亀」の秋本・カトリーヌ・麗子や「ミスタークリス」の主人公、ジン・クリスなどグラマラスな女性を描くのを得意とする秋本さんの「本領発揮」と言えそうだ。

   加えて、「こち亀」の中でもたびたび描かれたサバイバルゲームがテーマの作品を期待するツイッターユーザーも少なくなかった。

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