人気マンガ作品「こちら葛飾区亀有公園前派出所」(こち亀)の最終話を「週刊少年ジャンプ 42号」(2016年10月3日号)に掲載した、漫画家の秋本治さん。
同誌に綴った「(同作の主人公・両津勘吉が)40年間休まず勤務したので、この辺で有給休暇を与え、休ませてあげようと思います」というメッセージは話題を呼んだ。一方、当の本人はすでに新しい4作品の連載を決めて―おり、そのパワフルさに読者から驚きの声が相次いでいる。
「重版出来!」作者・松田奈緒子さん「想像以上のパワーだった」
「こち亀」を40年にわたって連載し続けた秋本さんだが、創作意欲はまったく衰えていないらしい。
「週刊少年ジャンプ」の最新号で「こち亀」の連載終了とともに、16年冬から「ジャンプ」系のマンガ誌に掲載予定の4作品が新たに発表された。
女性のスパイが活躍するアクションコメディー「Mr.Clice」(ミスタークリス)は「ジャンプSQ」(月刊)に、京都で暮らす女子高生が主人公の青春作品「京都女学院物語-finder-」は「週刊ヤングジャンプ」に掲載される。
また、女性のガンマンを描いた「BLACK TIGER」は「グランドジャンプ」(月2回発売)、ブラジル出身の美女が下町の銭湯を立て直す物語「いいゆだね!」は「ウルトラジャンプ」(月刊)に掲載される。
そして17年には「週刊少年ジャンプ」にも、新作が登場するという。
「週刊少年ジャンプ」の最新号で「こち亀」両さんに「有休」を勧めた秋本さんだが、自身は休む気配をまったく見せていない。
そんな秋本さんのバイタリティに、ツイッターで
少しは休んでください」
「全然有休取る気無かった秋本先生」
と驚きの声が寄せられた。
16年にドラマ化されたマンガ作品「重版出来!」の作者・松田奈緒子さんも18日、「怒涛の新作告知が想像以上のパワーだった」とツイッターに綴っている。