誇大広告で根拠なし、料金も明示されておらず
トラブルに巻き込まれた女性の多くは、新聞の折り込み広告を見てクリニックを訪れている。平野リポーターが挙げた折り込み広告の例には、「最先端の美容医療でいつまでも若々しく」との宣伝文句が踊り、「美しくなった80歳女性」として紹介されている人の写真が掲載されていた。確かに見た目は若々しいが、本当に「施術を受けた」「80歳」かどうかは不明だ。
さらに問題なのは「注射だけでマイナス10歳」という記述。誇大表現のうえ、根拠はない。施術は「切らない、腫れもない」とアピールしている半面、リスク説明は一切なかった。料金も「カウンセリング後に決める」との趣旨が書かれているが、金額が明示されていないのは疑わしい。
MCの小倉智昭「どうみても弱みにつけこんでいるとしか思えないですね」
コメンテーター・中瀬ゆかり「こういうトラブル、表になっていないものがいっぱいある気がします」
クリニックで「すぐに施術を」と強く勧められても、いったん帰宅して冷静に考える時間をつくるのが大切だ。