台湾政界、蓮舫・民進党に重大関心 「中国に近い」「100%日本人」

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   民進党の蓮舫代表の就任は、父親が生まれた台湾でも関心を持って受け止められた。

   総じて歓迎ムードで、「二重国籍問題」についても、親戚の元政治家が「100%日本人」だと蓮舫氏をかばった。一方で、誤解をもとに蓮舫氏批判を展開する国会議員もいるようだ。

  • 蓮舫氏の代表就任は台湾でも大きく伝えられた
    蓮舫氏の代表就任は台湾でも大きく伝えられた
  • 蓮舫氏の代表就任は台湾でも大きく伝えられた

メディアは「クリーンなイメージがあり発信力がある」

   通信社の中央通訊社は、代表選の経緯や党内人事の見通しなどを詳細に報じながら、

「蓮舫氏にはクリーンなイメージがあり発信力があるため代表選で大勝した。民進党員や支持者は、蓮舫氏のリーダーシップで党勢を回復し、巨大与党・自民党に対抗することを臨んでいる」

などと論評した。この記事では「二重国籍問題」については事実関係を淡々と報じていたが、別の記事では台湾内の動きも報じた。台湾の与党・民主進歩党の管碧玲立法委員(国会議員)は代表就任に祝意を示す一方で、

「日本の民進党はずっと中国に近い政党で、引き続き注視する必要がある」
「台湾人は蓮舫氏が好きだが、台湾の国際的地位について言うべきことは言わなければならない」

などと警戒。管氏は、蓮舫氏が

「中華民国は中華人民共和国に継承されたので台湾籍が自動的に失効した」

などと発言したと誤解しているようで、

「この議論は間違っており、台湾を大いに傷つけた」

などとして考えを改めるように求めた。

   管氏と逆なのが、陳水扁政権で外交部長(外相)などを務めた陳唐山氏。陳氏は蓮舫氏の親戚にあたる。「中国時報」によると、

「台湾の親戚は非常に喜んでおり、光栄に思っている」
「彼女は100%日本人」

とエールを送っていた。

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