豊洲新市場「強アルカリ性の水」の原因 「地下汚染水」「コンクリ溶けた」見解割れる

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コンクリートそのものが強アルカリ性

   共産党都議団では、たまった水を採取して民間の検査機関に出しており、9月16日夕にも詳しい分析結果が出るそうだ。

   一方、ツイッターなどを見ると、コンクリートそのものが強アルカリ性であり、水を通せばそうなる、との声が多い。工事で使った石灰の影響もあるのではないかという指摘もあった。

   金沢工業大学の露本伊佐男教授(無機材料化学)は、次のようにツイッターで汚染水との見方に疑問を呈した。

「コンクリートブロックを水に浸けておくと,周囲の水はpH 12前後のアルカリ性になる。セメントから水酸化カルシウムが溶けるため。これは土壌汚染とは関係ない。豊洲のビル地下で,たまった水が強アルカリ性になったと青変した試験紙を見せるのは誤解を招く可能性がある」

   曽根都議は、「これだけの強アルカリ性は、コンクリだけでは考えにくいと思います。工事の石灰や石灰岩の砕石の影響についてもそうです」と言う。

   都でも、水の検査に乗り出していると報じられている。

   「強アルカリ性の水」の原因は何なのか。

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