ヒカキン「謝罪動画」が大絶賛 公開2日で120万回再生

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   超人気YoutuberのHIKAKIN(ヒカキン)さんが2016年9月13日に公開した「謝罪動画」が、なぜかインターネット上で「大絶賛」を浴びている。

   「申し訳ありません、アケビの食べる部分を間違えていました」――。ヒカキンさんは動画の中でこう謝罪した上で、改めてアケビを食べなおして「おいしい!」との感想を述べている。ただそれだけの動画が、公開から2日と経たずに「120万回以上」も再生され、コメント欄にも「好感度一気に上がった」との声が集まっているのだ。

  • 謝罪動画になぜか「絶賛」集まる(画像は「Hikakin TV」の動画より)
    謝罪動画になぜか「絶賛」集まる(画像は「Hikakin TV」の動画より)
  • 謝罪動画になぜか「絶賛」集まる(画像は「Hikakin TV」の動画より)

アケビの食べ方間違い、コメント欄「炎上」

   ヒカキンさんは国内を代表するYoutuberの1人。動画の累計再生回数は44億回を超え、チャンネル登録者数も780万人を超えている(数字はどちらも16年9月14日時点)。タレントとしてバラエティー番組などにも出演しているほか、Youtuberが専門のタレント事務所「UUUM」の執行役員も務めており、その年収は数億円とも噂される。

   そんなヒカキンさんがYoutube上で謝罪することになったのは、12日に投稿した動画がきっかけだ。動画は「ヒカキンさんが生まれて初めてアケビを食べる」というだけの内容なのだが、その食べ方が「間違っている」とネット上で批判を浴びたのだ。

   アケビは一般に、種の周りにあるゼリー状の果肉が「甘くておいしい」部分だとされている。だがヒカキンさんは果肉を全て取り出し、表皮の部分だけを食べて、

「苦っ!どういうことですかこれ、ゴーヤみたいなんだけど。スーパーの人、見ていますか?これ、売っちゃダメな味してますよ」

などと苦言を呈した。こうした最初のヒカキンさんの動画も、100万回以上再生され、コメント欄では「食べる部分違う」「食べ方知らないとか」といった批判的な投稿が殺到し、「炎上状態」となっていた。

   こうした中、ヒカキンさんは翌13日に「謝罪動画」を公開。「食べる部分を間違えていました」と謝罪した上で、たまたま1個残っていたというアケビを改めて食べ、「おいしい!すっごい甘い!」などと絶賛していた。

   こうしたヒカキンさんの素早い対応については、ネットの掲示板などで、2本の動画の服装が全く同じだったこともあり、「明らかにわざとだろ」などと疑う声も出ているが、動画のコメント欄には「ちゃんと謝る所、やっぱいい人だよね」「好感度一気に上がった」など、ヒカキンさんに対する好意的な反応が圧倒的に多い。

「こうやって視聴者参加型にしてるんやね」

   だが一般に、今回のような「炎上騒動」では、批判を浴びた当人が謝罪をした上でもバッシングが止まない場合がほとんどだ。いったいなぜ、ヒカキンさんの場合は何事もなかったように「鎮火」したのだろうか。

   その大きな理由は、ヒカキンさんの動画を視聴するファンの「層」にあるようだ。もともとYoutuber動画の視聴者層は小中学生がメインとされているが、ヒカキンさんの場合はとりわけファンの年齢層が低いようだ。

   実際、ヒカキンさんが出演しているイベントの様子をおさめた動画を見ると、集まった観客のほとんどが親子連れや小学校低学年の子供だった。また、今回の謝罪動画に寄せられたコメントの中にも、「最近、ヒカキンが誰よりも大人な感じがする」「素直に謝ってる偉い。大人って素直に謝らないから」といった声が見られた。

   こうした背景から、ネット掲示板「2ちゃんねる」上などでは今回の騒動について、

「謝る様子を動画にするところまで規定路線」
「こうやって視聴者参加型にしてるんやね」
「子供は訂正したがりで自分は知ってますよ~アピール大好きやからなあ。これはうまい」

と一連の騒動を、ヒカキンさんの「戦略」と見るような書き込みも数多く寄せられている。

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