「チケット交換サイト」を悪用?
さらに、16年9月14日には、今回の犯人が持っていた「嵐」のチケットの2枚は自分のものだった、とツイッターで告発する人が現れた。「チケット交換サイト」を利用したというもので、自分はチケットを送ったが相手からはチケットが来なかった。怒りに任せ「出るとこ出る」と迫ったが無駄だったとし、こう明かした。
「捜査は冬からされてて、いろんな警察から何回か連絡来て情報提供した。あまりにも被害者が多くて通報されまくったから警察も動いたんじゃないだろうか。こいつ、過去にNEWSでもやってるって他の被害者から聞いたし、余罪どころか嵐はたぶん罪の一部だよ」
つまり、今回の逮捕は転売というよりも「詐欺行為」が先にあった、という主張だ。
「チケット交換サイト」とは、タレントの熱心なファンの有志の間で運営がされているもので、チケットが余った時などに別の日時の公演のチケットが余っている人と交換できるというものだ。販売も可能で、原価で取引されている。ファン同士の相互援助で、タレントを盛り上げていこうという取り組みなのだ。こうした一連の書き込みが事実ならば、犯人は「チケット交換サイト」を利用しているファンの良心を逆手にとって踏みにじり金儲けをした、ということになる。
実際に今回の逮捕は詐欺行為が関係しているのか、J-CASTニュースは北海道警に質問しようとしたが、報道担当からは、
「J-CASTニュースは記者クラブに加盟していないため、記者発表資料以外の質問は受けることができません」
との答えが返ってきた。