2016年8月19日から31日にかけて肺炎のため緊急入院をしていたお笑いタレントの志村けんさん(66)が、9月15日に都内で行われた湖池屋のイベントに出席した。
入院当時、自身が座長を務める舞台「志村魂」の公演期間中だった志村さんは、体調を崩した原因を「スケジュールに無理があった」と振り返り、今後は体調に配慮して仕事をセーブしていくと伝えた。
3時間半の公演を1日複数回、2週間以上連続でこなす日々
退院後初となるイベント出演で、志村さんは、湖池屋のポテトスナック「ムーチョブランド」のPR役として、自身が扮する人気キャラクター「ひとみおばあちゃん」の姿で登場。入院前のような元気な様子を披露した。
イベント後の囲み取材に応じた志村さんによると、入院当時志村さんは約3時間半の舞台公演を1日複数回、2週間以上休みなくこなすハードスケジュールだったという。8月10日から始まった名古屋公演の途中で体調に異変を感じ、次の公演に向けた移動日に病院に行ったところ、ドクターストップがかかったという。
それでも8月19日から3日間行われる予定だった大阪・新歌舞伎座公演の初日はこなしたが、同日中に入院。残り2回の休演が発表された。
志村さんは肺炎と診断されたことについて
「(最初は)肺炎をそんな大きな病気だと思ってなかった。でも良く考えると65歳を過ぎると肺炎は死因の4位だとか大きな病気なんですね。ちょっと甘く見てました」
と語った。
タバコはやめたが、酒は...
入院以前はヘビースモーカーとして知られていた志村さんは、退院後タバコを吸わなくなったという。
「前は1日3箱吸ってたんですが、今は部屋に置いといても吸わない。もうやめるんじゃないですかね。肺炎の時凄くきつかったという思いがあるので、もういいかってなっちゃった」
志村さんは体調不良の原因は過密スケジュールにあったとし、今後の活動について
「もう66ですから、これからはもっと休演日とかそのへんの体力を考えてスケジュールを組んでいこうかと。舞台はもう11年目ですが(今も)11年前と同じペース。2回目見に来た人から『あれ、こいつ出番少ないな』って言われるのが嫌で、頑張っちゃってた。そこはもう割り切って(これからは)少しは楽をしようかなと思います」
と伝えた。これから先気をつける点について聞かれると
「深酒ですかね。3時4時まで飲んじゃうので、(これからは)2時くらいにしようかなと」
と答え、会場の笑いを誘った。
今回休演した大阪公演については、来年改めてリベンジするつもりだという。