社会人ラグビーの強豪として知られるNTTコミュニケーションズ(東京都千代田区、NTTコム)社員の「観戦マナー」に大ブーイングが巻き起こった。
2016年9月9日夜に東京・秩父宮ラグビー場で行われた試合でのこと。観客席にいた一部の社員がテープで場所を占拠したうえ、座席下にゴミを放置。居合わせた一般観戦者がその「行状」をツイッターで告発すると、非難の声が殺到した。
「テープで職場ごとに席確保、ゴミは捨てっぱなし」
NTTコムのラグビーチームは9月9日のトップリーグ第3節第1日で、NECと激突。33-15で逆転勝利を収めた。
ナイトゲームで、人気チーム同士の対戦とあり、大勢の観客が来場。NTTコムの逆転劇に沸いた。しかし、チームに惜しみない拍手が送られる中、観客席にいた社員の一部は逆に「ブーイング」を浴びることとなった。
13日になって、一般の観客の1人が「無料招待だったNTTコム社員達に怒り」とツイッターで切り出し、
「席確保禁止は構わずテープで職場ごとに席確保。1人で3席使って食事しながら社員選手の仕事の失敗談で盛り上がる。挙げ句の果てにゴミは捨てっぱなし。うちわくらい持って帰れ。NTTコム、ラグビーチームは好きだったのに」
と観戦マナーの悪さを「暴露」。
合わせて、ビル名が書かれた白い紙とテープで広範囲にわたり座席が占拠されている様子、座席下に大量のゴミが置かれた様子を写真で投稿した。
ツイートは拡散し、
「こういうの見ちゃうと残念です」
「これは酷い」
「ラグビーファンとして胸が痛みます」
と厳しい批判が寄せられた。同社ラグビー部の公式アカウントは13日、寄せられた批判に対し
「ご迷惑おかけして申し訳ありませんでした。今後このようなことが無いように、観戦マナーの周知に努めていきます。よろしくお願いします」
と謝罪のリプライを送っている。