紀香も女遊び覚悟「歌舞伎役者は色がないとダメ」
たとえば若いころから週刊誌の「常連」だった人間国宝の坂田藤十郎さん(84)は、2002年、舞妓との密会を写真週刊誌「FRIDAY」に報じられた。いわゆる「開チン事件」である。当時、国会議員でもあった妻の扇千景さん(83)が「女性にモテない夫なんてつまらない」とコメントしたことは有名な話だ。
02年に亡くなった中村勘三郎さん(享年57)も遊び人として知られ、結婚後もさまざまな女優との交際がウワサになった。ただ、「女性自身」2012年12月25日号によると、妻の好江さんは同誌に対して次のように話したという。
「『浮気はダメ、浮体(体だけの関係)ならいい』。この言葉は直接主人から聞いたんですが、そのとき(私が)『それは素晴らしい』って言ったら、彼は驚いていました。まぁ役者の女房ですから、これぐらいは許してあげましょうというつもりで言いました」
最近では片岡愛之助さん(44)と結婚した女優の藤原紀香さん(45)が2016年3月の会見で「本当におモテになるので。でも、歌舞伎役者の方は色がないとダメだと思っている」と答え、「梨園の妻」としての覚悟の程をうかがわせた。
しかし「『芸の肥やし』だから許される」「梨園の妻も、ある程度容認すべきだ」といった価値観は徐々に通じなくなってきているようだ。橋之助さんの会見を受け、ツイッターなどには擁護する意見も上がっているものの、同時に「梨園だけが許されるなんて事ないぞ!」「芸の肥やしとか言える時代じゃない」「真面目そうな顔して良くやるわ」といった批判も目立つ。
15日放送の「とくダネ!」(フジテレビ系)では、司会の小倉智昭さん(69)が
「一昔前ならね。歌舞伎役者と芸妓さんは両方ともひいき筋で仕事をする人じゃないですか。こういうのはあまりニュースにならなかったんだけど、今はもう駄目ですよね。アウトになっちゃうんですよね」
と時代の変化を指摘した。