【男と女の相談室】肝心な時に強烈な痛みが... 突然の頭痛でエッチが怖くなる

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同じ体位を続けると脳に空洞ができて...

   男性専門クリニック「渋谷三丁目クリニック」のウェブサイトの「性行為中の頭痛」のコーナーを見ると、こう解説している。

「(性交時頭痛は)欧米の神経学の教科書に記載されるほど一般的なもので、日本でもすべての頭痛患者の3%を占める決して珍しい病気ではありません。片頭痛や群発性頭痛と同じ血管性頭痛というタイプに分類され、高血圧が原因のこともあります。爆発型、姿勢時型、鈍痛型の3つのタイプがあります」

   一番多いのが「爆発型」で、オルガズム時(男性なら射精時)にズキンズキンという激しい頭痛に襲われ、その後1分から長い時は3時間ほど痛みが続く。「姿勢時型」は、性行為を同じ体位で長く続けることで生じ、やはり1分~3時間痛みが続く。これは、髄液という脳室内や脊髄腔内を循環している液体が、特定の体位を続けることで漏れ出し、脳室内の圧力が下がって痛みが起こる。体位を変えると治まることが多い。最後の「鈍痛型」は、「爆発型」と「姿勢時型」の混合型で、両方の症状がでる。つまり、早い人は1~2分で治まるが、長い人は3時間くらい頭痛が続くのだ。

   性交時頭痛の原因は、性行為による血圧の上昇や、オルガズム(射精)時の後頭部における拍動増加が考えられている。また、無理な姿勢をとることで、頭や首の筋肉を過度に緊張させることも頭痛を引き起こす原因だ。もともと血圧の高い人や運動不足、肥満、片頭痛のある人、ストレスをためやすい人などがなりやすい。

   治療法としては、「2~3週間、性行為を避けて性交時頭痛の引き鉄がおさまるのを待ち、それでも改善しないようなら、専門医を受診し(医師に処方してもらい)性行為前にβブロッカーかCOX-2阻害薬を服用します」と書かれている。

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