都知事選では、小池氏の公約を批判
両氏は参院選や都知事選で、女性などの昇進を妨げる「ガラスの天井(glass ceiling)」という単語を繰り返し口にしていた。一方、16年7月の都知事選では、蓮舫氏は小池氏批判を展開してきた。7月17日に町田市内で行った応援演説では、小池氏が公約に「都議会冒頭解散」を掲げたことについて
「出来るわけないじゃないですか、そんなこと!都知事の権限をはかりちがえている。選ばれた都知事が都議会冒頭解散をするには、都議会から不信任を受けなければいけない。また(選挙費用の)50億をドブに捨てる気ですか?こんな乱暴なやり方に、私は賛同しません」
などと声を張り上げた。7月24日に銀座で行った演説では、名指しは避けながらも
「国に寄り添う都知事を作るのか、混乱をもう1回作り出そうとしている人を選ぶのか」
などと、小池氏を念頭に置いたとみられる批判をしていた。
その蓮舫氏は、先の9月13日のテレビ番組で
「その部分では、今、(小池氏が)都知事で選ばれていますので、本当にあの...、正直に応援したいと思ってます」
とも述べた。都知事選が終わり一定の時間も経ったことで、立場上の発言を離れ、率直な思いを語ったということのようだ。