乳がんで闘病中のフリーアナウンサー、小林麻央さん(34)が、自身の左胸にしこりを発見した時の心境をブログで明かしている。
見つけたのは2014年10月のこと。息子の勸玄くんと遊んでいた際に「何気なく」左の乳房を触ったところ、ある異変に気付いたという。
「息子の声も、遠のいていきました」
「どきっ。いきなり本当にパチンコ玉のようなしこりに触れたのです。なんだこれ」――。2016年9月13日のブログでこう振り返る。何度も触り直すも、やはりしこりはあったという。
麻央さんは「悪性だと、しこりが動かない 良性だと、しこりが動く」と聞いていたため、確認しようとしたが、自身では動いているかどうか判断できなかったそうだ。それでも良性であってほしいとの思いから「無理やりでも動かすように 思いっきりしこりを押しました汗」という。
「だんだん、おもちゃの音も、息子の声も、遠のいていきました」
という一文からは大きなショックを受けている様子がうかがえる。
麻央さんは9月1日のブログ開設後、がん告知までの経緯を少しずつ綴っている。もともと2014年2月の人間ドックで腫瘍が見つかったが、その後の再検査では「癌を疑うようなものではない」と診断されていた。以降は忙しい日々を送り、念のために受けようと考えていた半年後(8月)の検査も受けられずじまいになっていた。
先の13日ブログの翌14日更新内容によれば、しこり発見後、麻央さんはすぐに診察の予約を入れたという。「どうしよう。やってしまった。8月だったのに。8月だったのに。半年後は8月だったのに。やってしまった」と、再検査の予定時期から2か月過ぎてしまったことに対する当時の後悔の念を綴った。
夫で歌舞伎俳優の市川海老蔵さん(38)も13日更新のブログで、
「あの時の10月、私は日本橋の方で舞台でした。あの時 近くのホテルで結果を聞き 愕然とし 2人で手をつないで ホテルのベットで 私は 途方にくれていた」
と当時のことを振り返った。