小池知事「全都庁の職員を粛正したい」
小池知事は10日の会見で、特に都がウソをついてきたことを問題視し、「間違った情報を与えることは、都政の信頼回復に逆行する」と厳しく批判し、「全都庁の職員を粛正したい」とまで述べた。
豊洲新市場の安全性についても、小池百合子知事は疑問視している。地下に空洞ができたことで耐震性にも不安があるとしており、9月12日の幹部会議で調査するように指示した。
TBS系ニュース「JNN」の11日の報道によると、2008年当時の専門家会議の座長は、「有害物質が気化してくるのか、どのくらい濃度があがってくるのか、改めて精査する必要がある」と指摘した。
ニュースのコメント欄などでは、盛り土をしなかったことへの批判が多く、「今までの知事は何をやってきたんだ」「この際、徹底的に調査してほしい!」といった声が出ている。築地市場の移転は止めるべきだといった意見や東京地検の捜査に期待する声も支持を集めていた。
一方、盛り土をしなくても、コンクリートなどが打ってあれば大丈夫ではないかと指摘する識者の意見もいくつか出ている。
元大阪府知事の橋下徹氏は、小池知事の移転延期に反対しており、都の説明不備だとしながらも、「盛り土がなくても50センチ以上の土壌入れ替えや、10センチ以上のコンクリートによる覆土があれば対策上は問題ない」とツイッターで述べた。