真田一族が見ていないものは「描かない」スタンス
「超高速関ヶ原」の理由は何だったのか。時代考証を担当する、国文学研究資料館の丸島和洋さんは放送後、
「本作は最初から真田一族ときりが見ていないものは「描かない」(家康や秀吉のひとりのシーンなど一部例外あり)というスタンスで決めているとのことでしたので、私としてもそれを踏まえて考証をしています」
とツイートした。
関ヶ原の合戦の戦況を伝えた当時の史料を参照する限り、小早川秀秋の寝返りが起こったのは開戦直後。そのため、「本戦そのものも短時間で決着をした」という。
「超高速関ヶ原」は「真田家の目線」を貫く脚本家・三谷幸喜さんのスタンスと、最新の研究成果が組み合わされた「表現」と言えそうだ。