お腹の子につける「胎児ネーム」急増中 ココナッツ、マイケルにマメ、チビ...

糖の吸収を抑える、腸の環境を整える富士フイルムのサプリ!

胎動の感激から「ぽんた」「とんちゃん」「どん」

   若い夫婦向けサイトの「パピマミ」も2016年8月10日付で「愛おしさ100倍!? 赤ちゃんに"胎児ネーム"をつけたママたちの体験談」を特集した。それによると、ネーミングは「ちぃちゃん」「マメちゃん」「チビちゃん」が一番多いそうだ。

「エコー写真で見た小さな命に夫婦で大感激。小さいので『ちぃちゃん』。その後、女の子だとわかってから『ちぃこ』。10か月もそんな感じで呼んでいたので、生まれてからそのまま『ちこ』と名づけました」

   続いて多いのが、胎動のイメージから『ぽこ』『ぽんた』『とんちゃん』など。

「胎児ネームは『お花畑妊婦』みたいで恥ずかしいので、つけないつもりでしたが、初めて胎動を感じた時に感動して、感じたままに『ぽこ』と」
「男の子なので蹴りが強く、やがて胎動はドカンドカンという感じに。それに合わせて名前は『どん』に変化しましたね」

   胎児ネームには、つけるメリットとデメリットがあるようだ。育児サイト「mamas up」(ママズアップ)では「胎児ネーム 人気ランキングベスト5」の特集記事の中で、メリットとして次の5つをあげている。

   (1)名付けることで赤ちゃんを呼ぶ回数が増え、赤ちゃんへの愛情がわく。

   (2)赤ちゃんの名前を呼ぶことで、親としての自覚ができる。

   (3)名前を呼ばれることで赤ちゃんの脳が刺激され、成長が促される。

   (4)親子の絆ができ、ママも赤ちゃんも気持ちが安定して安産率が高まる。

   (5)夫婦が共通で赤ちゃんの名前を呼ぶと、妊娠中から夫婦一緒に子育てをする意識が高まる。

   しかし、デメリットもあるのだ。

   (1)胎児ネームに愛着がわいてしまい、生後の名付けがどれもしっくりいかず、なかなか命名できない場合がある。

   (2)胎児に呼びかける割合はママが圧倒的に多いので、夫婦間で出産に対する意識差が生じてしまう。

   (3)夫婦間での胎児ネームに対する思いの差が妊娠中の衝突になり、出産後の育児にまで悪影響を及ぼすこともある。

   この(2)と(3)に関しては、前述の「パピマミ」で、こんなケースを紹介している。

「ステキな胎児ネームをつけていました。産後そのまま命名したかったのですが、夫が反対して大ゲンカに。結局、全然違う名前にしたのですが、あの時のケンカがずっと忘れられません。思い入れの強さに差があることが何より悲しかったです」
姉妹サイト