人気沸騰「須賀神社」に行ってみると...
どうしてアニオタが反論を始めたのか。掲示板に書かれた説明によれば、オタクはその存在だけで嫌われ、監視されてきた歴史があるから余計な注目を集めないよう、周囲を刺激しないように注意を払いマナーにとても気を使うようになっている。しかし、アニメをあまり見てこなかった「ニワカ巡礼者」はその辺の事情がわかっていないため、色んなことをやらかしてしまう、というのだ。
J-CASTニュースは16年9月10日午後1時半頃に、映画のキービジュアル的な存在になっている東京四ツ谷の「須賀神社」に行ってみた。この映画では神社の入り口につながる階段が最も有名で、カメラを持ち「聖地巡礼」に来たと思われる人が、階段の下に8人、階段を上り終えた場所に9人いた。本殿のある敷地はそれほど広くなく、小学生のグループを含む10人ほどがお参りをしていた。全体としては20代前半の男女が中心層だった。誰一人騒いでいる様子はなく、神社の雰囲気に浸ったり、写真撮影したりして楽しんでいた。神社事務所を訪ね話を聞いてみたところ、
「ごらんのように階段を中心に皆さんは大人しく写真を撮影しています。すぐ近くに民家がありますが、苦情のようなものは一切出ておりません」
ということだった。これからは訪れる人がもっと増えることになるのではないか、と担当者は話していた。こうした形で注目されことについては、
「いいんじゃないですかね」
とまんざらでもない様子だった。