滋賀県大津市内に建設が計画されている競走馬育成施設をめぐり、地元の住民らが市の認可取り消しを求めた行政訴訟をめぐって、提訴後に原告側が行った記者会見のもようを録音したデータや配布資料を、産経新聞大津支局の記者が被告の市側に提供していたことが明らかになった。
記者が被告の大津市側に提供したのは、住民ら原告側が提訴した2016年9月5日に市内で開いた記者会見時の内容。産経新聞社広報部は9月9日のJ‐CASTニュースの取材に、「取材過程において、記者の取材データの取り扱いに軽率な行動があったことは遺憾です。厳正に対処するとともに、改めて記者教育を徹底します」とのコメントを寄せた。
詳しい経緯などについては、「現在、検証作業を進めているところです」と話した。