「40代になって鼻毛伸びるスピード上がった」
ところが、こんな女性の目線に気付いている男性は少なそうだ。リサーチ会社インターワイヤードが16年4~5月に、男性2568人に実施したアンケート調査(5月24日発表)を見ると、すね毛を処理している男性は4.4%にすぎなかった。
処理に使うグッズは、バリカン、カミソリ、シェーバーに続いて、「毛抜き」が11.4%。ムダ毛というとフサフサしているものだが、まさかプチプチと丁寧に抜いているのか。愛用者からはこんな声が挙がっている。
「1本ずつ毛抜きで抜く。これが一番効果的」
「何年も根気よく毛抜きで抜いていると、いつの間にか、ムダ毛が細くなって、あまり生えなくなりました」
「毛抜きで抜く。自分のではなく相手の。痛がるのが楽しい」
毛抜きもいいが、ムダ毛処理自体にこんな逆転の発想も出ている。
「あきらめる」
「日焼けすると毛が目立たなくなるのでオススメ」
さらには
「ガムテープでの脱毛は痛いが、癖になる」
「すね毛に迷い込んだアリを見ていたら楽しかった」
と、思わず笑える回答も。
一方で、処理に苦心している男性は多い。アンケートにはこんなエピソードがあがっている。
「はさみで切ろうとしたら、皮膚を切ってしまった」
「ライターで火をつけて燃やしたら、やけどした」
「40代になって鼻毛の伸びるスピードが上がってきた」
「50歳を過ぎると、頭髪や体毛よりも、耳毛の伸びが早くて困る」
ムダ毛処理グッズにはカミソリ、はさみといった刃物のほか、脱毛テープや脱毛ワックスも販売されているが、自分で処理する際には注意も必要だ。脱毛・エステサロンのジェイエステティックのウェブサイトによると、カミソリでの処理は皮膚が炎症を起こす「カミソリ負け」の状態になる可能性があるという。そこで、処理前には専用のジェルやクリームで被膜を作ったうえで、切れ味のよい刃物で肌を優しくなぞるようにそる。処理後も保湿ローションで肌を保護するよう勧めている。また除毛クリームは、人によってはアレルギーを引き起こす成分が含まれるため、使用前にパッチテストを行い、異常が出ないかを確認すべきだという。