「編集の過程で『だった』という部分は省かれた」
台湾籍のまま、中国籍にはなっていない可能性もあり、その場合は、二重国籍者とはみなされない。
日本の国籍法では、「二重国籍」がある人は22歳までにどちらかの国籍を選択する必要がある。そうしないと、日本国籍を失うことがあるが、中国籍でないなら、台湾籍が残っていたとしても日本国籍を失うことはない。
蓮舫氏は9月7日、フジテレビ系FNNニュースのインタビューに対し、CREAのコラムで「国籍は台湾」と書かれていたことについて、「多分、編集の過程で『だった』という部分は省かれてしまった」と釈明した。
ただ、選挙公報にあった「台湾籍から帰化」の表現は、もう台湾籍がないかのようにも受け止められる。もし台湾籍が残っていた場合、経歴詐称になるのか。
民進党代表戦報道は、最有力候補の「台湾籍」問題に染められた感もあり、政策をめぐる報道がかすみがちになっている。