坂井西署「自殺防止につながっているか、答えようがない」
一方で、地元ではかねてから自殺者を減らそうとし、警察や消防、海上保安署、市など関係機関が一丸となって防止策を講じてきた。パトロールだけでなく公衆電話などでの告知「救いの電話」などは有名だ。
その取り組みは功を奏していて、地元紙、福井新聞(15年3月5日)は14年に「東尋坊」周辺で見つかった変死体認知件数は7件で、過去5年間に比べおよそ半数に減ったことが、坂井西署のまとめで分かった、と報じている。周辺で見つかった変死体認知件数は13年までの10年間で182件あり、09~13年の変死体認知件数は年間13~17件で推移していたのだという。地元住民らでつくる坂井西署協議会の会長は、
「照明の設置、雑木林の整備なども進み、東尋坊は明るいイメージになってきている」
と語ったと報じている。
J-CASTニュースが16年9月7日に坂井西署に「ポケモンGO」の影響について話を聞いたところ、
「昼も夜もプレイするために訪れる人は増えているのは確認できるが、それが自殺防止につながっているかについては答えようがない」
と話していた。