「カフェ・ド・クリエ」破産報道でひと騒ぎ じつはFCのひとつ

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   喫茶店チェーンの「カフェ・ド・クリエ」のフランチャイズ(FC)契約を結んでいた埼玉県川越市の「飯田」が事業を停止し、破産申請する準備に入った。帝国データバンク大宮支店が2016年9月6日に発表した。

   飯田は、埼玉県や東京都でピーク時に20か店弱の「カフェ・ド・クリエ」を出店。また、100%子会社の「トラベルカフェ」で喫茶店事業を展開。大阪府や福岡県などの全国40か店超を出店していた。

  • 「カフェ・ド・クリエ」は通常どおり営業しています!(画像は、「カフェ・ド・クリエ」のホームページ)
    「カフェ・ド・クリエ」は通常どおり営業しています!(画像は、「カフェ・ド・クリエ」のホームページ)
  • 「カフェ・ド・クリエ」は通常どおり営業しています!(画像は、「カフェ・ド・クリエ」のホームページ)

運営のポッカクリエイトが急きょアナウンス

   帝国データバンクによると、飯田は住宅建築やリフォームなどの工事業と、喫茶店事業が2本柱で、2016年2月期決算の売上高は飯田単体が約14億円。トラベルカフェが約17億円だった。飯田単体の売上高の半分強がFC契約を結んでいる「カフェ・ド・クリエ」によるものだったとみられる。

   負債総額は飯田とトラベルカフェの合算で23億円。現在、破産申請を準備中だが、「16年度の税務調査でかなり多くの追徴課税を受け、資金繰りが悪化した」ことが、引き金になったようだ。

   同社大宮支店は、「直近の1か月間に、多くの『トラベルカフェ』を閉店していました」という。

   「カフェ・ド・クリエ」は、ポッカクリエイトが2016年9月現在、首都圏を中心に全国196か店を展開しているが、日刊スポーツ(9月6日付)などが、「喫茶店『カフェ・ド・クリエ』『トラベルカフェ』が破産申請」の見出しで報じたことから、インターネットでは喫茶店チェーン「カフェ・ド・クリエ」全体が倒産してしまったかのような印象を受けた人が多かった。

   このため、ポッカクリエイトは2016年9月7日、ホームページで「一部報道機関におきまして、当社の経営状況を連想させるような記事が掲載されておりますが、当社とフランチャイズ契約を締結していた株式会社飯田の破産申請に関する報道であり、当社との関連はありません」とのコメントを発表。カフェ・ド・クリエは通常どおり営業していることをアナウンスした。

   ツイッター上では、

「えー! カフェ・ド・クリエ大好きやったのに・・・」
「え? マジで? カフェ・ド・クリエは値段もわりにコーヒーとケーキがうまかった」
「『カフェ・ド・クリエ』ってあの『カフェ・ド・クリエ』か? よくお世話になってたんだけどな... 合掌」
「最近ご無沙汰してたけど・・・ ショックだわ」

などと、誤解した声が上がる一方、

「『カフェ・ド・クリエ』のフランチャイズをやってる会社が破産したって話だろ。ポッカが潰れたんかと誤解受ける見出しだな~」

との声も少なくない。

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