強い感染力「はしか」流行の懸念 予防接種1万円「受けるか否か」

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「結構な金額するけど、そんなこと言ってる場合でない」

   感染は心配だが、予防接種を受けていないからといって必ず発症するわけでもない。それでも1万円近く払って予防接種を受けようとする人は少ないのではないか――そんな意見が見られる。

   一方、はしかの感染力は非常に強く、免疫のない人が感染者の咳(せき)やくしゃみからウイルスを吸い込むとほぼ確実に発症し、人から人へとどんどん感染が広がっていくおそれがある。16年8月からの関空で起きた集団感染も、少数の感染者から広がったと見られている。そのため、多少高額でも予防接種は受けるべきとの意見もまた、少なくない。

「誰かが6千円をケチったせいで麻疹大流行とかマジ勘弁願いたいです」
「金額負担でも麻疹風疹は受けよう予防接種」
「結構な金額するけど、そんなこと言ってる場合でない」

   大人になってからも、一定の条件下で接種費用を助成する自治体はある。ただ、その対象者は「妊娠を希望する女性」や「妊婦の配偶者」といった妊娠に関係するものが多い。ほとんどの人は全額自己負担になるだろう。

   関空の集団感染に限らず、8月14日には2万5000人を動員した幕張メッセ(千葉市)でのコンサートに、8月26日には200人を集めた東京都立川市でのイベントに、それぞれはしか感染者が参加していたため、感染拡大が懸念されている。

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