九電、川内原発「即時停止」応じず 鹿児島県知事に回答書

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   九州電力は2016年9月5日、川内原発(鹿児島県薩摩川内市)の即時一時停止を求めていた同県の三反園訓知事に対し、応じないことを伝えた。瓜生道明社長が同日午前に県庁を訪れ、回答書を手渡した。

   三反園知事は8月26日、熊本地震を受けて県民の不安の声が高まっているなどとして、川内原発の即時一時停止と再点検を要請していた。これに対し、九電は、熊本地震発生直後の一斉点検で安全性を確認したと説明。原子力規制委員会からも「科学的・技術的見地から停止する必要はない」との見解が示されたと主張し、10月以降の定期検査まで稼働する方針を正式に伝えた。一方、知事が求める「特別な検査」については定期検査期間中に実施する方針を示した。

   三反園知事は回答について「極めて遺憾」とし、「今後改めて機会がるごとに求めていきたい」と述べた。

   川内原発の定期検査は10月6日から1号機、12月16日から2号機で行われる予定で、それぞれ約2か月間運転が停止される。

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