元お笑いコンビ「キングオブコメディ」の高橋健一被告(45)が制服を盗むまでになった自らの過去を裁判で赤裸々に告白したことに、ネット上で様々な声が出ている。
高橋被告は、20年にわたって女子高生らの制服などの盗みを繰り返していたとされ、分かっているだけで被害は25人分182件、総額77万相当に上っているという。14~15年に都内の4つの高校に侵入し、女子高生のブレザーなどを盗んだとして、窃盗と建造物侵入の罪に問われている。
中学時代にいじめ、母親自殺で喪失感...
スポーツ紙各紙の報道などによると、2016年9月2日の公判では、弁護側が冒頭陳述を行い、続いて被告人質問が行われた。
それによると、高橋被告は、中学時代に女子生徒からいじめを受け、生身の女性に恐怖心を感じるまでになった。その後、自らの性欲が女性にではなく、制服に向かうようになったという。
母親は難病を患っており、父親の浮気にも悩んで、1994年に自殺未遂を起こした。そして、97年に本当に母親が自殺してしまう。高橋被告は、なぜ助けられなかったのだろうと喪失感に襲われ、その直後に母校の高校で最初の犯行に及んだという。
父親が借金をしていたことも重荷になり、13年にその借金2600万円を肩代わりした。さらに、相方だった今野浩喜さん(37)が俳優としても活躍するようになって、その格差にわだかまりを感じることが多くなったという。
こうしたコンプレックスやストレスが重なり、そこから気を紛らわせるためもあって、犯行を止められなくなったと釈明した。