ボーっと眺めるだけで目が休まる 仕事の眼精疲労にステレオグラム

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   「Eye3d」(Asobu Inc.)

   平面の画像が立体的に見えてくる「ステレオグラム」は、目の筋肉をほぐし、デスクワークや勉強による眼精疲労に効くとされる。ステレオグラムを収録した本は多く刊行されているが、手軽に持ち運んでサッと見られるスマートフォン(スマホ)アプリも登場している。

   ステレオグラム収録アプリ「Eye3d」は、紙の本ではできないスマホならではの機能を備える。静止画像だけなく動画も収録しており、自動ズームやリマインダー設定も可能だ。

  • 立体視で絵が浮かび上がってくるステレオグラム
    立体視で絵が浮かび上がってくるステレオグラム
  • 立体視で絵が浮かび上がってくるステレオグラム

アプリ使用者は「動く3Dが楽しい」

   ステレオグラムを立体的に見る「立体視」の方法は、目の焦点を画像より奥にずらす「平行法」と、手前にずらす「交差法」の2種類。具体的な手順はアプリにも書かれているが、スムーズに立体視するにはコツがいる。アプリによると「はじめての方は20分以上かかる場合があります」という。ただ、「見えたときの感動は忘れられません。ぜひとも諦めずにチャレンジしてみてください」ともある。

   画像50枚のほか、浮かび上がった図形が回転したり飛び跳ねたりする動画も5本収録。画像のステレオグラムには記者も以前から馴染みがあったが、動画は初めて。3D映画を見ているよう、とまではいかないが、絵が迫ってきたり遠ざかっていったりと、静止画像にはない奥行き感を味わえた。アプリ使用者のレビューにも「特に動く3Dが楽しくて励みになります」という声がある。

   スマホならではという点では、画像・動画いずれも、自動でズームイン、アウトを繰り返すモーション設定が可能。ズームの速度は3段階に調整でき、同じステレオグラムでも見え方に幅が出る。また、デフォルトではスワイプで別のステレオグラムが表示されるようになっているが、5、10、15、20秒単位で自動的に切り替わるタイマー設定もできる。

ホームで電車待ちの時間に使ってみた

   アプリでは、ステレオグラムの効果を得るには「1回2~5分、1日2~4回を目安に」続けるのがよいとしており、1日4回まで通知を送るリマインダー設定ができる。うっかり忘れてしまうことも減りそうだ。

   書籍に比べ、持ち運んでちょっとした隙間時間に使えるのがスマホの良いところ。記者の場合、たとえば目の疲労がたまった仕事後、駅のホームで電車を待っている間に使うようにしており、仕事終わりの時刻にタイマーを設定している。アプリのレビューを見ても「ふと気が向いたときにやってみると想像以上にリラックスできてとてもいい」と、手軽さが受けているようだ。

   立体視ができれば、ボーっと眺めているだけで目が休まるステレオグラム。脳もリフレッシュされるような感覚を覚えるので、作業が捗らない時の気分転換にも使えそうだ。

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