小池支援の若狭氏「金かけるところはかけてよい」
東京都の行政改革課では、J-CASTニュースの9月2日の取材に対し、都政改革本部の当面の調査対象は東京五輪の施設関係に絞っており、現時点でリオ閉会式の12億円にまで触れていないと答えた。
7月の知事選で小池百合子氏を支援した若狭勝衆院議員は、9月1日放送のフジテレビ系「直撃LIVE グッディ!」への出演で、閉会式演出について「すごい良いイベント」だとしながらも、「かなり高い金額だと聞いています」と指摘した。ただ、小池知事が改革本部で取り上げるかについては、「どうでしょうかね」「ここは多分別枠かなという感じがします」と話した。そして、「金をかけるところは金かけてもよいと思うんですよ。しかし、削れるところは本当に削るという、そういうコンセプトが必要だと思います」と述べた。
12億円の費用について、ツイッターやネット掲示板では、「金かかりすぎ」との指摘もあるが、「費用対効果で言えば大成功だったと思うんだが」「世界中へ東京五輪への期待を持たせたことを思えば、相応の値段だ」「とても良い引き継ぎセレモニーだったぞ」と肯定的に受け止める声の方が多かった。民進党の12億円追及の動きについても、「足を引っ張るのか」と批判的な声が相次いだ。
民進党の国会対策委員会は、12億円について政府に資料請求をしたことは認めたものの、「担当者にヒアリングするかまだ判断しておらず、政府を追及する話にはなっていません」と取材に答えた。批判があって追及を止めたわけではないといい、今後については新執行部が判断するとしている。