東急線用賀駅で「何が起こったんだ」 顔ぶつかっただけで電車のドアガラス大破

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   2016年9月2日の朝7時48分、東急田園都市線の用賀駅(東京都世田谷区)にさしかかった中央林間発清澄白河行きの準急電車(10両編成)で、信じられないトラブルが起こった。

   停車前の揺れで、5両目に乗っていた客同士が衝突し、男子高校生が顔からドアガラスにつっこむと、ガラスが大破した。高校生は幸い、血が少しにじむ軽傷で、病院に運ばれた。東急電鉄の広報担当者によると、ガラスは「ヒビが入ったというよりしっかり割れた」。現場は一時騒然となり、ツイッターで「おっさんと高校生が車内で喧嘩した」といったデマも流れた。

  • 用賀駅の手前で「信じられないトラブル」(Wikimediaより)
    用賀駅の手前で「信じられないトラブル」(Wikimediaより)
  • 用賀駅の手前で「信じられないトラブル」(Wikimediaより)

電車の揺れで客同士がぶつかり...

「強化ガラスなので、寄りかかったり、触れたりした程度で割れないんですが...」
 

   東急の広報担当者はJ-CASTニュースの取材にこう語る。ガラスの割れた車両は13分間用賀駅に停車。駅員が割れた部分を段ボールで補強する「応急処置」を施し、8時1分に出発させた。

   客同士がぶつかったのは、駅の到着直前に車両が揺れたためだ。しかし、担当者によると「混雑状況によって揺れの具合は変わりますが、運転に問題があったわけではありません」という。つまりは、いつもと変わらない状況でドアガラスが「しっかり割れ」、乗客が顔にケガを負った。現場に居合わせた人々は驚き、ツイッターに

「どういう状況...」
「どうしてガラスが割れるのか不可解」
「何が起こったんだ」

と困惑の声を寄せた。また、はじめ「客同士のトラブルがあった」というアナウンスが同駅の構内に流れていたためか(のちに修正)、「おっさんと高校生がガチ喧嘩」「高校生が窓に顔を押し付けられた」といったデマも拡散された。

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