童謡開発団体?が手がけたアプリだった
この水素水生成アプリ「水素水メーカー」の発売に、インターネットには、
「マジかよ!すげえええええええええ」
「えぇぇ... これ、世紀の大発明やんwww」
といった驚きの声や、
「スマホの振動でできるなら、アプリもいらないやんwww」
「市販の水素水と同じの効果なんだろ。その市販の水素水が怪しんだからさ・・・」
「微妙だなぁ。ギリ、セーフってやつかよwwwwww」
などと、いぶかしげに見る向きもないわけではない。
このアプリ「水素水メーカー」をつくったkirinsan.orgにJ-CASTニュースがメールを通じて取材すると、そもそもアプリの開発を手がける会社ではなく、「童謡開発団体です」という答えが返ってきた。
もともとは「きりんさん」という童謡をつくったことを契機に結成された団体で、「著作権に縛られない、オープンで誰でも自由に歌える童謡をつくろう」ということで生まれた。「最近は童謡の開発よりもソフトウェア開発のほうがメインになってきていますが......」としている。
水素水を生成するアプリをつくろうと思ったのは、「スマホアプリのハッカソンSPAJAM2016に参加したときに、ふと『スマートフォンで水素水をつくれるアプリがあったら楽しいんじゃないか?』というアイデアが浮かんできた」ことがきっかけだという。
「『水素水メーカー』の原型となるアプリは、ハッカソンの発表終了後にホテルで休憩しているあいだにつくりました。それから微調整や実験を行ったり、周りの方の感想を聞いたりしてブラッシュアップしたものをグーグルストアへリリースしました」とも明かした。
「たくさん売れて利益が出ればより高性能な『水素水メーカー』アプリを開発するための研究資金に充てることができます。とりあえず、研究のために市販されている水素水生成器を購入できる程度に売れたらいいですね」と、期待を寄せている。
Google Play Storeで発売されてからまもなく1か月を迎えるので、9月1日現在の売れ行きを聞いてみると、
「今のところ、まったく売れていません」
との答えが返ってきた。
【追記】
なお、「水素水メーカー」の価格は2016年9月1日から、100円に値下げされている。