思い出ノートは奇跡的に助かりました
ツイートの自粛を呼びかけたユーザーは31日夕にツイッターを更新。「大変な反響に驚いているとともに、ハイキューファンの方々の温かい対応に感謝いたします」とファンに感謝のメッセージを送った。
そのほか、ファンの間では「募金とか岩泉町特産の商品の購入とかできることで協力したい」「岩泉くん推しの方は岩泉町にふるさと納税とかいかがでしょう?」などと岩泉町を支援しようとする動きも広がっている。
このように、「ハイキュー!!」ファンがツイートの自粛や復興支援に強い関心を持つのには実は理由がある。作者の古舘春一さんが軽米町の出身で、14年のインタビューで「(同作は)岩手をイメージして描いている」と明かしていたためだ。また、作品に登場するキャラクターの名前も、岩手県内の地名から取られたものが多い。
そのため、ファンの間では岩手県が同作の「聖地」と認定されており、全国各地から「巡礼」に訪れる人も相次いでいた。今回被害を受けた岩泉町も例外ではなく、観光施設「道の駅いわいずみ」には専用コーナーが設けられ、多くのファンが足を運んでいたようだ。
道の駅いわいずみを運営する岩泉産業開発は9月1日、ツイッターで「小本川氾濫で大変な被害を受けてしまいました」と施設の被害状況を報告した上で、
「ハイキュー思い出ノートは奇跡的に助かりました」
と「ハイキュー!!」のファンに向けてメッセージを送っていた。