野村証券のマネー・マネージメント・ファンド(MMF、愛称「ひまわり」)が2016年8月31日、24年の歴史に幕を下ろした。運用していた野村アセットマネジメントが、投資家にすべて償還した。
MMFは1992年、投資の入門商品として登場。短期債券などで運用する、安全性の高い金融商品として親しまれてきたが、2016年2月に日本銀行がマイナス金利政策を導入したことで金利水準が大幅な低下するなど、運用環境が急激に悪化していた。
10月末には大和証券投資信託委託も運用を取りやめるため、MMFは姿を消すことになる。