舛添出張「ロンドンで深夜のガイド」 都議が「黒塗り資料」の「ナマ数字」公開

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

都の外務部管理課「適正額にする必要性は認識している」

   これに対し、資料をアップした音喜多駿都議は、「こんな適当な予算組みやってたら、旅行会社に食い物にされるに決まってる」とブログで厳しく批判している。

   東京都の外務部管理課では、J-CASTニュースの30日取材に対し、当初は黒塗りで開示していたことについて、「単価と数量を公表すると予定価格が推察される恐れがあり、入札業務に支障が出ると考えたからです」と説明した。今回の開示で黒塗りを取ったことについては、「海外では出張先によって物価が違うため推察されにくく、高額出張で批判が高まったので知事の出張に限って公表することにしました」と言う。

   小池百合子新知事は、8月12日の定例会見で黒塗り部分の一部を開示し、情報公開を進める考えを示している。しかし、管理課では、今回の開示は、舛添要一前知事の了承で6月20日にすでに決まっていたとしている。

   ガイドが4人もおり、深夜にも働いていたことについては、「業務上、必要だと考えて手配しました。夜は超過勤務をしていたことになりますが、遊んでいたわけではありません」と話した。

   ホテル内会議室に220万円も予算を付けていたことは、「十数人が会議することを考えて、60平米ほどのバンケットルームを予定していました」と言う。予算額と実際額のかい離については、裏金作りを全面的に否定したうえで、次のように説明した。

「入札を行うと通常は予算を下回っており、今回は、業務委託先がかなり下回った額で落札したということです。ただ、ご批判については真摯に受け止めており、適正額にする必要性は認識しています。見積もりの方法を見直しており、予算額を縮減する方向で考えています」
1 2
姉妹サイト