115系の廃車回送はファン「垂涎」のシーン
そうした状況は、115系通過の直前に同駅を出発した列車の車掌から運輸指令所に伝えられていた。運輸指令所とは、乗務員に業務指令を行う機関だ。
車掌は「3番線にたくさんのカメラマンがいる。後に入ってくる電車に影響がある」と連絡。実際、115系通過の直後3番線に到着する列車は同駅の手前で2分間停車し、駅側の「安全確認」を待ったという。
ともあれ、ホーム上の鉄道ファンがルール違反をしてしまう状況だったのは間違いなさそうだ。では、駅員はなぜ怒鳴ったのだろうか。八王子支社の担当者に聞いてみたところ
「動画はこちらで把握しており、現在事実関係の確認を進めています」
とのことだった。
ちなみに、担当者いわく115系の廃車回送は鉄道ファン「垂涎」のシーンだったらしい。
「115系は数がとても少なくなっている車両です。そんな車両が機関車に引かれていくという場面は、ファンの方に珍しく映ったのではないでしょうか」