「人類最強の女」も世界選手権直前に...
ぜんそくと相性が悪いもののひとつが、飲酒だ。紅音さん自身、アルコールを飲み続けていたらぜんそくが悪化したと告白している。
厚生労働科学研究班の情報サイト「リウマチ・アレルギー情報センター」によると、ぜんそく患者の約半数が飲酒による症状の悪化を経験しているという。またスギ花粉はぜんそくを起こすことはあまり多くない半面、夏の終わりから秋にかけて増えるブタクサの花粉は、ぜんそくを誘引する。これからの時期は、注意が必要だ。
「おとなぜんそく」の有名人も少なくない。そのひとりが、女子レスリングの吉田沙保里選手だ。2015年9月の世界選手権前から体調を崩し、ぜんそくと診断された。ただし、その後薬を服用して調子を取り戻し、リオデジャネイロ五輪では「4連覇」は逃したものの、銀メダルを手にした。放置すると恐ろしいぜんそくだが、上手にコントロールしながら付き合っていくのが大切だ。