記者のタマタマは「全体的に、普通以上」
「○○○○(伏せ字は記者のユーザー名)、タマタマを見てあげよう」
記者が属する青チームのリーダー、ブランシェが真顔で語りかけてきた。これまでずっと大喜利の模様を見ていたためか、なんだか恥ずかしい。
「全体的に、きみのタマタマは、普通以上」
喜ぶべきか悲しむべきか困惑していると、
「特筆すべきは、ぼうぎょの高さ」
と分析された。「攻撃力に関してはノーコメントか...」――分かってはいるものの、タマタマと自分自身を重ね合わせて勝手に落ち込んでしまう。そうした気分に追い打ちをかけるがごとく
「ごく一般的、と言えるだろう」
とあっさり一言。そしてすぐに、
「これでわたしの分析は終了」
と打ち切られた。
防御は高いが、ごく一般的。まるで自分自身を分析されているかのように思える診断結果だった。
もちろん、この新機能はあくまでポケモンの育成やジム戦を有利に進めるものだ。「心理テスト」では勿論、ない。